俳句

《発酵の神秘を探る春灯下(シュントウカ)》

吟行で灘の酒蔵の展示室見学の時の句作です。春の灯火はどことなく華やいで見えます。 ↑発酵の 匂いに惹かれ 行きましょか(息子作)

《土もたげ命ふくらむ蕗の薹(ふきのとう)》

蕗は雪の残っている野辺や庭隅に卵形で淡緑色の花芽を出します。 ↑土も食べ 命ふくらむ みみずかな(息子作「クリックしてね」)

《しみ通り土の香浮かぶ春の雨》

春雨はしとしとと土をうるほし眠っていた土が目覚めた様子です。 ↑趣と居り 人生の香を 堪能す(息子作)

《猫柳風と光にたわむれる》

猫柳は花穂を交互につけ絹糸状に柔かく密生した毛は猫の毛を思わせ風と光にたわむれている様である。 ↑猫柳の 花穂じゃなかなか 押せません(息子作)

《繋船(ケイセン)の影やわらぎぬ春近し》

波止場に繋(ツナ)いである漁船の影が春近くなりやわらいでいる様に見える。 ↑ゲーセンの 過激な音は いらないが (軽くクリック!)(息子作)

《ビルの谷肩すぼめ行く余寒かな》

林立するビルの谷間を通ると日照も悪くまだ冬の寒さがしばらく残っている。 ↑ビルの谷 カタカタ音が クリックだ(息子作)

《縦走の足跡消えて山眠る》

六甲山縦走という行事も終り山は静かに冬の眠りに入っています。 ↑縦走した 足跡の数 クリックを(息子作)

《亡き友の宛名を消しぬ冬籠》

名簿より旧友の宛名を消す時この世の無常感を痛感します。 ↑旧友の あだ名も名前も なんだっけ(息子作)

《おでん屋に一隅照らす人もあり》

人生模様の縮図とも云うべきおでん屋に身分は判らぬが存在感のある人が座席の一隅で静かにおでん酒をたしなんでいる。 ↑おでん屋で 一押ししちゃう 人もあり(息子作)

《激励の言葉も添えてお年玉》

年玉は年頭にあたっての贈りもの年賀に持参する手拭、半紙などをいうが現在一般にお年玉といえば子供に与える金銭をいう。 ↑激励の 言葉はいいから ぽちっとな(息子作)

《重心を定めて飾る鏡餅》

大小の丸餅を重ねる鏡餅は重心を定めながら飾っている。 ↑重心を 人差し指に クリックを(息子作)

《商標を外さぬままに注連飾り》

注連飾り(シメカザリ)を神前や玄関などに飾るのは不浄を払う意味がある。注連飾りの生産者名をつけたまま飾っている光景を見ることがある。 ↑注連注連(しめしめ)と クリックしたら お正月(息子作)

《着ぶくれて優先席の人となり》

なりふり構わず着ぶくれているのは老人・病後の人などに多く見かける。着ぶくれて優先席はすき間がなくなる。 ↑手袋で 着膨れしても クリックを(息子作)

《熟考の姿となりて懐手》

懐手(フトコロデ)は和服特有の季節感がある。最近は洋服が多いのであまり目にしない光景である。古き日本の暮しの中では和服生活が多かった。 ↑熟考の 姿のままじゃ 押せないよ(息子作)

《大根の産地直送土つけて》

最近は産地名を記した野菜が多い。近郊よりの野菜は大根など土をつけて直送されていることがある。 ↑大根も 土つけてるし クリックを(息子作)

《熱燗に懐旧談は止まらず》

旧友と会合した時、昔話が出てくる。過去の出来事を懐かしく回想している。 ↑熱燗を 飲みながら ぽちっとな(息子作)

《湯豆腐をやさしく包みすくひけり》

湯豆腐の形をくずさぬようにすくひ上げる光景を表現しました。 ↑クリックを やさしく押して くださいな(息子作)

《築城の歴史は知らず落葉舞ふ》

明石城の本丸の姿はなく櫓(やぐら)が残っている。栄枯盛衰の城趾(じょうし)を尋ねる坂道は落葉が風に吹かれて舞い上がっていた。 ↑舞う落ち葉 何年経っても 舞う落ち葉。くりっくも 何回押しても くりっくだ(息子作)

《心なき庭師の切りし石蕗(ツワ)の花》

石蕗(ツワ)は「つわぶき」のことで初冬菊に似た黄色い花をまっすぐな花茎(カケイ)の頂につける。庭の片角に咲いている石蕗の花も住み人にとっては愛着がある。 ↑心なき 庭師も押した ぽちっとな(息子作)

《商標も輝いている今年米(コトシマイ)》

今年米(コトシマイ)は古米と異り水気が多く風味が良い。米と一緒に商標も輝いている。 ↑クリックも 輝いている 押してまえ(息子作)

《泣きながらしっかり握る千歳飴》

七五三(十一月十五日)は子供にとっては参拝より千歳飴の方が大切でむずがる子供が泣きながら千歳飴をしっかり握っている。↑泣きながら しっかりぽちっと ちてください(息子作)

《二度咲の木犀の香を惜しみをり》

中国原産の常緑樹でよく庭園に植えられています。花は黄色が普通でこれを金木犀(キンモクセイ)と云います。また白い花を銀木犀と云い少し遅れて咲きます。↑二度目かな 倫敦からの アップロード(息子作)

《換気扇秋刀魚の煙吐き出せり》

秋刀魚(サンマ)は刀の様に細長く背は青く季節の魚として食卓を賑わします。秋刀魚を焼く煙が漂っています。↑クリックを しても煙は 出ませんが(息子作)

《休耕田桟敷(サジキ)となりて秋祭》

秋祭は秋の収穫期に神に感謝する祭であるが休耕田も多く食糧自給率の低い日本を憂うべき姿です。↑休耕田 ボタンがひとつ クリックだ(息子作)

《俳聖の遺墨は褪せず秋灯火》

虚子記念館(阪神芦屋駅近く)の展示室で俳聖高濱虚子の遺墨に接した時の句作です。↑褪せぬよう たまでもいいから クリックを(息子作)

《剣豪の視線動かず菊人形》

菊花展に飾られた菊人形の剣豪宮本武蔵はじっと一点を見つめています。↑クリックを 視線動かず ぽちっとな(息子作)

《風雨にも孤独にも耐え案山子(カガシ)立つ》

過疎地の案山子(カガシ)は話相手もなく一人淋しく風雨に耐えています。独居老人の姿を重ねての句作です。↑風雨にも ワンクリックが 実は効く(息子作)

《逆行に芒野映えて道遠し》

芒野(ススキノ)までたどり着くにはまだ道は遠いが。ゆっくりと歩いていきます。あたかも高齢者の道程の様です。↑芒野を クリックしても 空しいが(息子作)

《空き缶の行方は知らず秋出水》

台風の季節で豪雨も多く捨てられた空き缶が水に飲まれて流されて行きます。どこまで流れて行くのでしょう。↑空き缶を クリックすると カンクリック(息子作)

《鼓笛隊一糸乱れず爽やかに》

秋は空気も澄み四季の中でも過ごし易い季節です。鼓笛隊の奏でる音も整然として爽やかです。 ↑クリックを 一糸乱れず カチカチと(息子作)