2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

《卯浪寄す動きを止めて主塔立つ》

卯浪(ウナミ)は陰暦四月(卯月)のころ、海面に立つ浪で明石海峡大橋の主塔が厳然と卯浪を受けている。 ↑うなぎはよ 動きは止まらず しゅっとぬるっ(息子作)

《乱れ舞ふサンバのリズム街薄暑》

薄暑(ハクショ)は初夏、五月頃の暑さを云いますが神戸祭では本場のサンバチームも参加しエネルギッシュな踊りを披露します。 ↑乱れてる 産婆の薄着 ハクショんだ (息子作)

《身をまかすゴンドラを突く青嵐》

青葉の頃、森や草原なども吹き渡るやや強い風が青嵐(アオアラシ)ですが、青嵐がゴンドラに突き当たって来た光景です。 ↑身をまかす ゴンドラ揺れて 青息吐息(息子作)

《一片の牡丹を散らし風去りぬ》

大輪の牡丹の花の一片が風に乗って散って行く静寂な一時を句作にしました。 ↑一遍に ボタンが取れて 風邪引いた(息子作)

《連山(レンザン)の尾根を伝ひて風光る》

うららかな春は風さえも光っている様です。「風光る」という季語で心も洗はれる光景です。 ↑連山の 尾根を走って 汗光る (息子作)(ぽちっとクリック)

《老僧の眉雪(ビセツ)をかすめ花吹雪》

老僧の眉は白くなっているが桜の花が眉をかすめて散って行きます。「会者定離(エジャジョウリ)」とも云うべき光景です。 ↑ローソンの 美人の姉さん 鼻かんだ(息子作)

《当選の報せを信ず四月馬鹿》

四月一日を萬愚節(バングセツ)(オール・フールズ・デー)といっており、この日に限り罪のない嘘で人をかついだりします。歳時記にも「四月馬鹿」というのがあります。俳句も花鳥諷詠のみでなく暮しの中のユーモアが心の潤滑油となります。 ↑当選の お知ら…