2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

《烈震の亀裂は癒えず冴返る》

阪神淡路大震災より13年経過しました。ハード面では表通りは復興できた様ですが心の傷は癒えません。

《慰霊碑の刻字に触れし指凍てぬ》

阪神淡路大震災から13年が経ちました。 筆舌つくせぬ当時の恐ろしい体験を想起すると共に震災の犠牲となられた方々の鎮魂をあらためて祈ります。

《マスクして孤独の人となりにけり》

風邪防止のマスクが口を閉ざしおしゃべりも出来ず一人ぼっちとなりました。おしゃべりはストレス解消にもよいでしょう。マスクをとりましょうか?

《拍子木のリズム乱れず風冴ゆる》

夜回りの人達が「火の用心」と云って拍子木を鳴らしている。刺すような寒さの風の中を夜回りしている方々に感謝致します。

《若水を汲みし釣瓶も朽ち果てて》

故里の古井戸で少年時代新年の若水を汲んでいたがもう井戸は使わず釣瓶(つるべ)も朽ち果てて懐旧の念に駆られている。

《時差越えてインターネットの初便》

アメリカ在住の家族からの初便はインターネットで来た。文明の世の中に老人は驚いているばかりである。

《海原を持ち上げ昇る初日かな》

初日の出の活力とエネルギーが海原を持ち上げている様に感じました。

《今年また一年ものの日記買ふ》

================================================ 長い人生で溜めてきた短い俳句とその時の背景などをゆっくりと綴っていきます。 ================================================ 傘寿を過ぎました。光陰矢の如く時は過ぎて行きます。一年ものの日記で…